苦手科目の基本知識を習得 ⇒ 試験の点数獲得へ!
●講師メッセージ
受験生の方の中には「研究法や統計は見るのもイヤ!」とか「捨てて他の科目で得点する!」という方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、 (元々は私も統計が苦手だったのであえて申し上げるのですが)最初から研究法・統計法を捨ててしまうのは、とてももったいないです。
研究法や統計は、一般問題として6~7問、事例問題として1~2問出題されます(日本心理研修センターは出題領域を公表されていないのであくまで私的分類となりますが) 。
2018~2019年は一般と事例を合わせて7問でしたが、直近2年は合計8問出題されるようになりました。特に2021年は一般で6問・事例で2問出題されたため、研究法や統計をすべて捨てると12点の損失となりました。
また、心理統計の考え方は心理検査(特に質問紙法)に強く反映されています。そのため、心理検査の範囲であっても問題文中に統計的な用語や数値が散りばめられ、統計を知らない方には「実際以上に難しく見える問題」もあります。
この「実際以上に難しく見える」のが曲者です。例えば、これは事例の実験分野の分類ですが2021年第4回試験の問59。統計用語や数値に惑わされなければさほど難しくない問題に思われましたが、辰已法律研究所が実施した解答再現の正答率は6割程度。
解答再現にご協力いただく方はある程度自信のある方が多いため、心理研修センターの発表よりも平均点や正答率は高く出ます。実際、その方達の事例問題全体の平均正答率は74.8%でした。問59は統計用語の見た目に少し惑わされた受験生が多かったように思われます。
もっとも心理学が初めてという方には、研究(実験)法や心理統計はとっつきづらく、多少勉強しても得点に結びつかないイメージがあるかもしれません。特に仕事や家事のスキマ時間から何とか学習時間を捻出されている方には、勉強時間の割に得点が伸びない科目は正直、コスパが悪いと感じられるでしょう。
そのため本講義では、
- 研究(実験)法と統計法の基本知識をインプット
- 過去の本試験ではどのようにその基本知識が問われたのか解説
- さらに研究(実験)法と統計法の知識が、心理検査の出題にも活用できるように解説
という流れで、研究法系の基本知識修得⇒本試験での点数獲得へつなげることに重点を置きました。
また、上の流れを把握できると、心理検査の学習から統計の理解が深まることも実感いただけると思います。心理学の各領域は全く別個に存在するのではなく相互リンクしているからです。
なお、統計知識については本講義以上のレベルを求められる問題が出題がされる可能性もありますが、それこそ難問として捨てて、他分野での得点が増えるように時間を割きましょう。
全問正解を目指す必要はありません。難問に必要以上に落ち込まず、諦めずにコツコツと、全体で6割程度以上の得点を積み重ねていきましょう。
- ◆講 義◆
- 60分×3コマ 合計3時間
- ◆教 材◆
- ●講師オリジナルレジュメ(PPT資料)
・Web受講の場合:PDFをダウンロード提供
・DVD受講の場合:DVD送付時に印刷物を同封 - ◆講 師◆
- 水野 正幸 先生
創価大学大学院文学研究科博士前期課程修了
公認心理師・臨床心理士特別支援領域での学習支援、精神科領域での緊急措置対応などを経験。スクールカウンセラー及び産業領域での電話カウンセラーとして勤務しながら、第1回公認心理師試験に合格。その後、後進の受験生の指導にも精力的に取り組んでいる。
- ◆受講料◆
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1.WEB受講 ¥8,500 2.DVD受講 ¥9,800